アメリカでは、年間15万8,000人もの非大卒の白人が「絶望死」しているそうです。
絶望死とはその名のとおり、人生に“絶望”して自殺したり、酒やドラッグに溺れて亡くなってしまうことです。
添付は橘玲さんが「絶望死のアメリカ」を要約したものですが、注目すべき点は、膨大なデータの解析から、絶望死の原因は、「経済格差」でも「貧困」でもなく、
「学歴格差」だということです。
要約すると以下の感じかと思われます。
今の知識社会では、非大卒はまともな職につけない。
↓
収入が低いので、まともな医療を受けれない、結婚もできない、人生の楽しみもない。
↓
健康を害したり、酒やドラッグに溺れていく。
↓
「自分の人生にはなんの価値もない」ところまで追い詰められ、絶望死へ向かう。
「学歴の分断」の悲劇です。
日本の場合、ドラッグへのアクセスはアメリカ程ではない、保険のおかげで比較的医療を受けやすいことから、アメリカよりはマシかもしれません。
しかし、知識社会化は世界中で進んでいます。そして日本も「学歴格差」は存在します。
よって、今後、日本でも絶望死が増えていくのではないでしょうか。いや、既に増え始めているかも。
このアメリカの例でも分かるように、
やはり人間は、ある程度の収入を基にした“人生の希望”がないと生きてはいけないのではないでしょうか。
“人生の希望”は何でもいいのです。人それぞれ。家族や趣味、仕事など。ただ、ある程度の収入がないと何もできない。
日本でも、“人生の希望”が得られないギリギリラインの人が相当数いそうに思えますが、なぜか政治に反映されないですよね。
アメリカだと、上記のような非大卒白人層=白人ブルーカラー層の支持でトランプ大統領が誕生したりしましたが。
というか、日本の場合、国政選挙の投票率も上がらない。
上がらないということは、意外とみんな現在の生活に満足しているということなのか・・・。
こんなどんどん貧乏になっていく日本で大半が満足しているなんで信じられませんが。
日本人の我慢強い国民性のせいかもしれませんね。
しかし、そんな日本人でもいつまで耐えられるか・・・。
世知辛い世の中ですよね。ほんと。
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