新型コロナウイルスの猛威が止まりません。日毎に感染者と死者が増えていきます。今や中国外で感染者が出ても驚かなくなってしまいました。
中国と取引のあるお仕事をしている方もたくさんいらっしゃると思いますが、まだ通関が止まっていたり、高速封鎖が続いているようです。田舎に帰った人が戻ってこれず工場が動かなくなったりしていることもおきており、ヒトモノの動きが止まっています。中国の中央銀行がカネを注入すると発表しましたが、うまくいくかどうか・・延長されている旧正が明けたらどうなるのか恐怖ですね。
さて、ヨーロッパでアジア人差別が噴出しているようです。まあ、白人から見れば中国人も韓国人も日本人も区別がつきませんからね。アジア系が皆んな保菌者のように扱われているようです。
現地紙クーリエ・ピカール(Courrier Picard)は26日、日曜版の1面の見出しに「黄色人種警報」と付け、謝罪に追い込まれた。
フランスの現地紙なんてこれですからね。こんなんでもヨーロッパでは表現の自由ですから、ヨーロッパ人は、凄まじい人種差別のセンスを持っています。
ヨーロッパの歴史を見ればさもありなんです。太古の昔からヨーロッパ内では民族同士が戦争、殺戮を繰り返し、普通に黒人を奴隷にし、黒人やユダヤ人を差別、虐殺し、アジアの大部分を植民地化しました。
そして、殺戮の歴史の反省から先進的な人権意識が芽生え、EUという巨大な仲良しクラブまで作り上げた。
ただ、民衆レベルまでいくと、意識の根っこに刻まれた差別意識など無くなるはずもなく、新型コロナウイルスをきっかけに人種差別が表面化してしまう。
ヨーロッパ人の平等意識が上っ面だけのものだということが今回の件でも改めて証明されたようなもんです。
なんとも悲しい話ですが、どうしようもありません。仮にアジアがあらゆる面でヨーロッパを凌駕しても(既にしているかもしれませんが)、この差別意識はなくならいでしょうね。過去の栄華にすがる寂しい人々とも言えます。
こんな事件があると本当に上っ面だけの教育って虚しいもんだと感じます。過去にヨーロッパのあるブランドが黒色の人形を発売して大批判を浴びました。また、日本でも顔を黒く塗った芸人さんが批判されました。日本が差別後進国とまで言われました。
本当は、そんな人形を見ても誰も差別的な反応をしない世の中が真の差別のない世の中じゃないんですかね?つまり白人、黒人、黄色人種がただいるだけ、色の違いには意味がない。皆んながそう考えて初めて差別のない世界が達成される。
そうなると歴史なんて差別撤廃の足かせにしかならなくないですか?
自分の国、民族に誇りを持つことは、同時に差別意識が生まれる危険性をはらんでいます。
まずは世界的に歴史教育から見直すべき。そう思うのです。
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