「年功序列がまかり通っており、高齢の“働かないおじさん”が年収1500万円以上の高給をもらっている。しかも、彼らが滞留しているので上のポストが空かない」「管理職になるとき、P3へ上がるときといった節目の関門では昇格試験があるのだが、それをパスする基準に直属の上司の私情が挟まれるなど、透明性や公平性に乏しい」という声がそうだ。
「働かないおじさん」がたくさんいるそうです。しかも高給取りの!いやあ、羨ましい 笑。僕もそんな身分になりたい。働かなくて高給をもらえるんですよ。最高じゃないですか。
とまあ、冗談はさておき、こんなことパナソニックだけの話じゃない。程度の差こそあれ日本の大企業ならどこでも同じでは。
サラリーマンの方はご存知かと思いますが、「働いている」おじさんもたくさんいるのです。ただ、働いているのは大きな責任を負った重要ポストまたはそのラインの人だけ。そして、そんな重要ポストは数が限られています。いくら大企業でも事業の数には限りがありますから。
その結果、終身雇用が故に人が切れないから、ダブついた人が重要ではないポストに就くわけです。「重要ではないポスト」は会社によって形態は違えど、実質終身雇用の会社であれば必ずあるはずです。それなりの規模にお勤めの方は、冴えない社員が集まる"ゴミ捨て場"のような部署の存在を聞いたことがあるはず。そして年功序列だから、働かなくても高給になるわけ。
終身雇用と年功序列が諸悪の根源なので、「働かない」おじさんが悪いのではない。
単にやることがないだけなんです。
でも、やることがないおじさんが無理やり仕事をつくる方がヤバいと思いませんか?「働かない」おじさんだって良い評価を受けたいので、大抵は無駄な仕事を無理やりつくるのです。重要ではない仕事をつくられるほど始末の悪いものはありません。サラリーマンは集団で仕事をしていますから、周りもどんどんそんな意味の無い仕事に巻き込まれてしまいます。
つまり日本の会社の生産性が低いのは、「働かない」おじさんが意味のない仕事をどんどんつくってしまい、周りが無駄な作業に巻き込まれてしまうからなんですよ。
だから本当は「働かない」おじさんは、何もしない方が組織として被害が少なくなるのです。
もちろん終身雇用・年功序列が無くなるのが一番ですが、それで成功体験を得てしまったおじさんがまだたくさん生き残っているので、なかなか崩壊しないでしょうね。
本当は経営者がナタを振るわなければいけないんだけど、経営者自身が終身雇用・年功序列の申し子みたいなものなので・・・難しいでしょうね。
自分の会社にリストラとかの心配がないのであれば、真の意味で「働かない」おじさんになれば、ある意味勝ち組だし、周りにも迷惑がかからないので、それもそれでアリかも。
あとは、周りの白い目に耐えられるかどうかですがね 汗。
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