オリンピックが近くなってきて、日本人のマナーを改善すべきという記事が増えてきました。訪日した外国人が結構困惑しているようです。いろいろ読むと次の3つのマナーがなってないとのこと。
お年寄りや子供に席を譲らない
レディーファーストができない
重い荷物を持っている人を助けない
確かに多くの日本人はこれらのマナーが出来ていない。海外に行ったり住んだりしたことがある方はお分かりかと思いますが、欧米だけではなく、多くのアジアの国でもこういったマナーはしっかり出来ているように感じます。例えば中国の片田舎の国内線でも男性が女性の重い荷物の収納を手伝っているシーンをよく見ます。
日本人はこんなマナーの教育をうけていない。欧米だけのマナーならガン無視でいいかもしれませんが(欧米では〜をグローバルスタンダードと見做す風潮が大嫌い)、欧米以外でも浸透しているなら日本人も身につけなければいけないマナーかもしれません。
なぜ日本人は、この3つのマナーが苦手なのか?
いろいろな人が様々な説を唱えていますが、僕は日本人の人に迷惑をかけてはいけない、というメンタリティーが根本にあると思っています。
つまりこんな思考回路。
席を譲らない→譲ることで相手が人に迷惑をかけていると感じるのでは?
レディーファーストしない→レディーファーストしたときに相手が気をつかうのでは?
荷物手伝わない→席を譲るに同じ
何か日本人特有の余計なことまで気を回しすぎなところが邪魔してるみたいに感じる。恥ずかしいというのもあるかもしれません。
ここまでなら、まあ、日本人いいやつやん、となりますが、更に踏み込んで考えると、
こいつ自分で持てない荷物を持ってきやがって、人に迷惑かけてるのが分からないのか💢
こんな風に考える傾向がありませんかね。
つまり、人に迷惑をかけない→人に迷惑をかけるやつはけしからん!に変質してるのではないか。
日本人に過労死や孤独死が多いのが肯けますね。。。
グローバルスタンダードかどうかは別にして、こんなギスギスした社会なんてクソくらえですよね。
人に助けを求めたっていい!こんな社会にしないと日本の未来は暗い。どうせ人間は一人じゃ生きられないんだから。
しかし、どうやって変えていけばいいのか。なかなか即効性のある解決策はなさそうですが、移民がキーになるかもしれません。移民が増えてくれば価値観も少しずつ多様化していきますし、だんだんグローバルな感覚に近づいてくるかもしれません。
どうせ移民に頼らないと日本の国力は間違いなく落ちていくのですから、ついでに多様性も学べばいいんです。まあ、治安を気にする方もいるでしょうが、ある程度トレードオフになってしまうのは仕方ない。
このまま日本が潰れていくよりマシかと。
ではまた!今日もブログを読んでいただきありがとうございます。
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