Amazonがパワポを使わない理由の記事です。
実際、パワポのプレゼン資料は要点だけを箇条書きにして詳細は口頭だけで説明したり、見栄えのいい、そして都合のいいグラフなどを多用して提案のメリットや効果を強調することが多い。また、アニメーションなどを使い、みてくれに時間をかけることがある。
でも、後から資料を見返しても肝心なことが口頭説明だけで書かれておらず、“なんだかよくわからない”ということになりがちだ。ベゾスはもちろん、ヒエラルキーが明確で多くの案件のスピーディな決断を求められているアマゾンのリーダーにとって、面倒なことこの上ない。
作成者の主観が過剰に入り込むという理由で、グラフの使用も好まれない。シンプルな棒グラフひとつでも、軸のスケールや幅を変えるだけで印象が大きく変わってしまう。対象を比較しづらい円グラフはほとんど使用されることがないし、無意味な装飾を施した3Dのグラフなど言語同断である。
いやあ、全くその通り 笑。うちも典型的な古い会社なので、はい、パワポ使いまくりですよ。
では、なぜこんなツールが幅を利かせているのか?
それは、そもそもパワポがそれが目的のツールだからじゃないでしょうか。
つまり要点だけを簡単に効果的に相手に説明するのがパワポの目的です。
じゃないと、アニメーションやらグラフやらの機能が充実してることの説明がつかない。
では、なぜその必要があるのか?
それはバカが相手だから 笑。
つまり分かっていない人を説得するためにあるんです、パワポさん。
会社にもよりますが、日本のそれなりの企業は、数年毎にローテーションと称した部署異動があります。
ある事業に詳しくなった頃に異動になってしまうので、基本的にある事業に最も詳しいのは「そのときの担当者」だけになってしまいます。
また、立場が上になっていくほど、所掌も広くなり、ますます個別事業の詳細が分からなくなってしまいます。
つまり今でも日本の会社は、ゼネラリストやマネージャの育成に重きを置いている。
ほぼ素人の上司に説明することも少なくありません。
そこで活躍するのがパワポなんです。
画面上には要点だけしか書かれていないので、まわりは何か分かった気になれるのです。しかも、アニメーションやグラフを多用するので、視覚的に分かりやすく、余計に思考停止になってしまう効果があります。
パワポ恐るべしですね。
パワポの難点は、作成に時間がかかること。そりゃそうです。分かっていない人に簡易に説明するのですから、丁寧でかつ内容が薄い資料にしなければいけません。
そして今日も、たくさんのサラリーマンが、しこしこパワポを作成しまくっているのです・・・。
非効率極まりないですが、これが日本の会社の現状でしょうかね。
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