肉食は「生態系の大量虐殺」 喫煙同様禁止される可能性も 英弁護士(The Telegraph) - Yahoo!ニュース
ついに人類の思想もここまできたか!エコサイドの罪ですよ。
肉食は喫煙同様に禁止される可能性がある、自然を大規模に破壊する行為は「エコサイド(環境・生態系の破壊)」の罪として裁かれるべき──英国の著名な弁護士が訴えた。
ただ、この記事よく読むと、肉食を批判しているのではなく、地球温暖化を招く畜産業を批判しています。
畜産世界最大手の3社は毎年、フランス全土で排出されるよりも多くの温室効果ガスを排出している。排出される温室効果ガスのうち約25%は農業によるもので、そのうち80%は畜産が占めている。
地球温暖化が事実だと仮定して、かつ、畜産業が温室効果ガスをまき散らしていることも事実だとすれば、
確かに畜産業に何等かのCO2対策が必要でしょうね。技術革新でCO2発生を減らしていくのか、畜産の規模を規制していくのか。
ここまでは分かるんです。地球温暖化が事実であれば、物理的に対策を講じなければいけない。畜産立国の国は猛反対するでしょうが、そのための国連です。頑張ってほしいものです。
ただ、この記事、最後に信じられないことを言い出します。
「(エコサイドを罪と定めることは)まさにビーガニズムや動物の権利、環境の権利、それに人類の権利と一つのパッケージとして結びついている。これは普遍的な権利であり、議論されることを願う」 【翻訳編集】AFPBB News
「動物の権利」も普遍的権利だそうです!!!
これは驚愕です。普遍的権利とは生まれながらにして持っている権利のこと。動物もそのような権利を獲得する時代なんですね。
少し動物の権利に関して調べました。なぜ動物にも権利があるのか?その理由は大体以下のとおりです。
①種が違うことを権利の違いの根拠にすることは種差別にあたる
②動物は苦痛を感じる能力に応じて人間と同様の配慮を受けるべき存在
①は、人種差別から派生してできた考え方のようです。人種差別は、不合理で道徳的ではない。よって人間以外の種に対しても同様。こんな考え方です。
②に関しては、たまにメディアにも出ますよね。どこかの国で、魚の踊り食いが残酷だと禁止になったみたいな報道を見た記憶があります。痛覚神経が根拠ですね。人間は痛みを感じる。同様に痛みを感じる動物も搾取の対象にすべきではない。こんな考え方です。
僕はこの論理展開は、人間の欺瞞以外の何物でもないと感じている。
では、問いたい。なぜ植物には権利がないのか。
①の考えでいえば、植物という種にも展開されるべきである。動物は守られて植物は守られない合理的根拠はない。それこそ種差別だ。
そして②の考えでいえば、仮に植物に痛覚神経がないとして、そもそもおかしいと思うのが、
なぜ痛覚があれば権利が守られて、なければ守られないのか?
この説明がない。どこにも。
単なる人間の都合です。
ペットってかわいいわぁ → こんなかわいいイヌやネコを虐待するなんて許されないわ!
これと何ら変わらない。
何のことはない、人間の勝手な線引きで決めているだけ。
そうじゃないと否定するのであれば、動物の権利を主張する方々には、是非植物も食べないで生活してほしいものだ。
「いやいや、植物も食べないと死んじゃう。だから、動物ぐらいまでにしておかないと・・・。」←これこそ人間のご都合。
ではまた!今日もブログを読んでいただきありがとうございます。
↓押して頂けると励みになります(^ ^)
にほんブログ村