相変わらず海外出張に行ってばかりですが、昨日まで北京近郊にいました。この写真は霧やモヤではありません。
大気汚染です!また最近ひどくなってきたようです。マスク無しではかなりきつかった。現地の人曰く、以前は役所の環境対応が厳しく、よく工場を止められたりしたらしいですが、最近は、例のトランプさんとの貿易戦争の影響で国内景気が悪化しているため、
ガンガン工場をまわす方針に急遽転換したらしいです。
ということで、今は大気汚染が悪化傾向のようです。こんなにサクッと方針転換できる体制ってすごいですよね?多少羨ましい。
花王、紙おむつ「メリーズ」急失速の複雑背景(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース
さて、中国人の爆買いの象徴だった花王のオムツ"メリーズ"がここにきて失速しているらしいです。理由は、本年1月に施行された中国の「EC法」影響とされていますが、これは短期的な影響です。中国で花王メリーズは大人気だったので、いわゆるブローカーが日本で大量のメリーズを買い付け、中国で正規品よりも安く転売していました。今回の「EC法」はそのブローカーに課税することにより、転売目的の買い付けを防ぐことを目的としたものです。この法律により、不正ブローカーは、在庫を放出、買い控えに走るようになり、メリーズ失速に繋がりました。
まぁ、こんな法律の影響は一過性の話なのでどうでもいいですが、本質的には中国ブランドのオムツのレベルが上がったことが背景にあると思います。
いま中国にオムツ製造会社が何社あるかご存知ですか?
実は全貌を把握している人はいませんが、数百社もあるらしいです!日本にはオムツメーカーは数社しかないことを考えて下さい。これはヤバい。
だいたいは金持ちが参入してきたケースだと思いますが、金の力でいい設備と技術者を雇えばいいものをつくれてしまいます。しかも数百社が切磋琢磨するのです。
そりゃいいものをつくれるようになりますよ。
そうです。他の産業同様、中国地場のレベルが上がったことが日本神話の崩壊につながってきていると思います。
今の中国人はまだ、「高いものはいいものだ」という考え方が主流です。よって、日本神話と相まって高価格の日本ブランドが売れに売れた。
しかし、最近の中国人のマインド変化は、
中国地場メーカーのレベルアップによって日本神話が崩れかけている。
高ければいいではなく、本当の高品質を求める指向に変わりつつある。
こんな変化が起き始めているように感じます。
そして中国は規模が日本の10倍です。その辺の地方都市が東京ぐらいなんです。
その10倍の企業が競争し合うわけですよ!
もう汎用品に日本企業の出る幕なんてないですよ。
日本は、ニッチで食っていくか、今まだ優位な産業で世界を席巻できるか。。。
正直、肌感覚として日本の将来は厳しい。なんとかしないと❗️
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