サラリーマン生活20年ですが、これまで、家族(嫁)に対して、朝出がけに
「ああ、今日飲み会だから」
で、全て免罪符だと思っていました。「だから」の後は当然、
「遅くなる」という意味があります。
もっと言うと、「遅くなるけど文句言うなよ」って意味。会社の飲み会がそんな神聖かよって感じですが、確かにお客様の接待であれば、多少の説得力があります。
業務命令ですし。それなりの合理性はある。接待は、少なくとも会社の営業利益を増やす行為の一つではあります(旧来型で申し訳ありませんが、まだまだ日本の企業はそんなものです)。
しかし、ご存知?のとおり、全てが顧客接待ではないですよね。
結構、社内飲みもあるわけです。
社内飲みって不思議ですよね。
冷静に考えれば全然必要のない行為です。だって、社内で飲んだって、利益は何も増えませんもの!
しかし未だに同じ職場での飲み会、他部署との交流など、かなりの“社内飲み”があります。居酒屋で上司のグチを言っているサラリーマンは、全て社内飲みですよね。
僕が思うに、この“社内飲み”って、終身雇用・年功序列の頃の名残なのではないでしょうか?前提として、一つの会社に一生いる、確実に毎年給料が上がっていく、ということであれば、会社の仲間は“一生もの”ですから、極めて、下手したら家族に並ぶぐらい、重要なパートナーです。必然的に相手のことを理解しなくてはいけなくなります。
完全に仕事のパートナー以上の関係ですよね。
相手を理解するには、飲み会しかないんですよね。みんな酔っ払いますし。本性が出てくるのが飲み会。そして、飲み会でアホな体験を共有することによって、変な連帯感も生まれるわけです。一緒に風俗のはしごをするとか。飲み明かしてそのまま会社に行ったとか。
“社内飲み”って、そういう位置づけではないでしょうか。
そして、確実に今はそんな時代ではない。会社は一生いる場所ではない。会社は守ってくれない。給料も上がらない。今やレールは敷かれていない。
今の若い人が“社内飲み”に来たくないのがよく分かります。
そうですよね。意味ないのです。よっぽど社外のネットワークを広げたほうが自分の将来に資すると思います。
僕は40代なので、正直、両者(上のおっさんと若者)のどっちの気持ちも分かります。
というか、揺れ動いている感じ。どちらの価値観も捨てがたい。
ただ、一つあるのは、
飲み会は楽しくないといけませんよね(注:除く接待)。
であれば、楽しくない飲み会は行かなくて正解なんですよ。
若い人も上のおっさんに合わせる必要はありません。どうせ給料や出世には関係ない(昔とは違う)。無理してストレスを抱えても、割りに合いません。
ということで、家族(嫁)に対しても、今は“社内飲み”は免罪符になるとは思っていません。むしろ家族優先が正ではないかとすら思っています。時代とともに価値観なんて変わっていきます、この日本でも。
最近、上司の誘いを断ることにようやく慣れてきました 笑
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