肌の色の差別についてこんなこと考えたことありませんか?白人が黒人を差別した歴史があるのは誰でも知っていることですが、
本質的に「黒」を差別してしまうのか?
その歴史に起因しているだけなのか?
歴史的な話では、欧州諸国がたまたま先に発展し、国際的に優位な立場になり、アフリカ人を奴隷にして虐げたという暗い歴史があります。
もしアフリカ諸国が欧州より先に発展し、アフリカが列強となって欧米を蹂躙するような世界だったなら、
「黒人」が「白人」を差別する世界ができていたのでしょうか?
一方、色覚の話をすると、「白」と「黒」には本質的にこんなイメージがあると思うのです。
白⇒昼間、明るい、転じて「明るい人」、真っ新、純真
黒⇒夜、暗い、転じて「暗い人」、汚い、腹黒
江戸時代の農民は、茶色、鼠色、藍色など暗い色の着物しか着てはいけないと幕府から規制されていたそうです。喪服も黒色です。「クロ」の語源も、「暗し」や「暮れる」だそうです。「黒」は別に黒人差別が関係なくても、本質的に暗いイメージがあるように思います。江戸時代のほとんどの人は黒人を見たことはないはずです。
一体どっちなんだろう?、と考えてしまいます。
僕はやはり歴史要因が圧倒的に強いと思っています。「差別」は、立場が強いものが弱いものを虐げることです。絶対逆はない。仮に黒人が優位な歴史であったら、やはり「白人差別」の世界になっていたのだと思います。「白」に対しての差別用語もたくさん開発されていたことでしょう。歴史とは怖いものです。ちょっとした文明の発展の差が、おそらく人類が滅びるまで無くならないであろう「人種差別」を生んでしまうのですから。
たまたま日本人の「黒」に対するイメージが暗いだけなのかもしれないので、「黒」に対するイメージが国や地域によってどうなのか、調べました。
日本⇒負、葬式
中国⇒負、暗黒社会
ヒンドゥー⇒怒り
欧米⇒高価、優雅(!?)
中世のイギリス⇒死刑執行が行われると黒旗を掲げたらしい
ジャマイカ⇒強さ
ドイツの国旗の黒色⇒勤勉
確かに「暗い」イメージが多いですが、国、地域によって結構違いますね。欧米の「高価、優雅」って意外(という皮肉なもの)ですが、確かに「黒」は高貴な感じもします。「黒」には本質的に万国共通な悪いイメージは、どうも無さそうと考えていい。
ってことは、「差別」は、やはり歴史によるものなんですね。酷い差別を生む「歴史」なんて糞くらえです!
人は本当に「歴史」から学ぶ生き物なんでしょうか。。。怪しいもんです。今後も上っ面の「差別撲滅」運動だけは盛んに行われるんでしょうね。
ではまた。今日もブログを読んでいただき、ありがとうございました!
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