今やLGBTという言葉は有名ですが、「Xジェンダー」という性別があるのをご存知でしょうか。「Xジェンダー」とは、「男でも女でもない性別」です。つまり、男性だと思うときもあれば、女性だと思うときもあるというセクシャリティーです。恥ずかしながら、僕は最近まで知りませんでした。「Xジェンダー」に関する様々な記事を読むと、LGBT同様に幼少期からいろいろ大変なご苦労をされている方が多いようです。
昔は「男らしい」と「女らしい」の二択しかなかった時代でした(今でもそれに固執する人は大勢いますが。。。)。ほんと最近までそんな時代でしたよね。さぞ、性的マイノリティーの方は生きにくかった推察します。しかし、今は世界的に「多様性尊重」が当たり前の時代。性的マイノリティの方が、堂々と自分の“性別”を語りやすい環境になってきました。インターネットが果たした役割も大きい。このような性的マイノリティの方同士の情報交換やコミュニティ形成に多大な貢献をしていますし、いわゆる通常のセクシャリティーの方が、そのようなマイノリティの方の理解を深めるにも一役買っています。
今は、たくさんの「価値観」が転がっている時代。
何も性別に限った話ではありません。生き方だってそうです。昔みたいに「一本道のレール」なんてものはもう存在しない。いろいろな生き方があって、それをみんな普通に話せる世の中になってきてると思います。稼ぎ方もそう。最近ではサラリーマンなんてやらずに、「好きなこと」で生きていく人もどんどん出現しています(嫌いな仕事をしなくていい生活って、羨ましい・・・)。
これだけ数多、価値観が存在する世界では、これまでとは違った「生き方の姿勢」が必要になると感じています。
価値観がある程度固定されていて、例えば数個ぐらいしか選択肢がなかったときなどは、「私はこれに賛成!」、「いやいや、この考えには断固反対!」など、明確に立場を表明すればよかったと思うのです。しかし、今のように多様な価値観が世間にあふれ、また価値観の違いもあいまいな中では、
その価値観に賛否判断しないで、ただ「見知っておく」姿勢であるべき、
だと考えます。
つまり、昔は白か黒の価値観だったものが、今はたくさんの灰色の価値観があるようなものです。たくさんの灰色に、いちいち価値判断なんで出来ませんし、灰色に対して正確で明確な立場を表明するのはとても難しい。このような“あいまいな色”に対しては、
「へー、こういう考え方もあるんだぁ~・・・」
以上!のような立場がいいのではないでしょうか。多様な価値観のなかで、これはいい!これは悪い!とやっていては、生傷が絶えませんし、多方面で必要のない対立を生んでしまいます。
その価値観を認める・認めないまで踏み込まずに、その存在を認知する行為で留めておく。
これが世界平和につながると思っています(^^
ではまた。
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