おはようございます。ヒロンです。
さて、
「人手不足な職業ランキング」というのが出ていまして、職業を58種類に分類し、有効求人倍率をもとに作成されています。
今日は、このランキングについてお話ししたいと思います。
ランキング結果
=人手不足職業トップ5=
1位 建設現場(大工、とび職など):9.62倍
2位 保安業務(警備員など):6.89倍
3位 医師など医療関係:6.73倍
4位 建設・土木・計測:5.61倍
5位 建設の職業:4.26倍
このような結果に。なんと3位の医療関係の除き、全て建設関係です。
1位はキツい仕事の大工、とび職ですが、なんと9.62倍ということで、10社が求人を出して、1社しか人材確保できない事態に。
東京オリンピックを控え建設ラッシュが続いていること、景気がいいのでキツい仕事を選ぶ人が少ないこと、若手人口が少ないことなどが背景にあると思います。
ちなみに、ほかのキツい仕事をみてみると、介護関係は12位、接客関係が17位、福祉関係が18位と、全て上位にランキング。
しかし、これらのキツい仕事、給料が高いイメージがありません。人手不足で多少は上がっているのでしょうが、少なくとも高給取りではありません。
これだけの人手不足です。
給料はどんどん上がっていいはずです。
なぜ上がらないのでしょうか?
結局、やる人がいるから
思うにこれらキツい仕事は、こんな共通点があるように思います。
①重労働だが単純作業
②コストに占める人件費の割合が高い
③実は人材不足でも仕事が回る(?)
①、②についてはよく言われることかと思います。
①は、誤解も多い(本当は高い技能が必要な職も多い)かもしれませんが、やろうと思えば、ほぼ誰でもできるから、という意味だと思います。ただし、重労働なので体力がない人は続かないかも。
②は、確かにどの職業も人件費の割合が高いので経営者としては、抑えたいと考えていると思います。しかし、例えば、総合商社なども人件費の占める割合が高いですが、皆さん高給取りです。
そこは会社の利益の違いなのでしょう。
当たり前ですが、会社の利益が高ければ、高給で社員を雇えます。
これら「キツい仕事」の業界は、なかなか高い利益を得るのが難しいところばかりです。
ただ、建設関係は、会社の規模が大きいところもあり比較的マシかもしれませんし、実際、高給の方もいると思います。
しかし、介護や接客は厳しいでしょうね。
そして③ですが、実はこれが一番キモかと。
多少人手不足でも回ると思うんですよ。人材不足だと、建設関係でいえば、納期が遅れる、介護だとサービスが低下する、接客も同じ。
でも、仕事は回る。
なので、やりたい人がいる限り、給料は上がらないと思うのです。しかも、人手不足だからブラックになりがち。
ということは、給料を上げようと思ったら、この「キツい仕事」を誰もやらないようにしないといけませんね。
まぁ、ストライキとかありかもしれませんが、みんな日々の暮らしで大変だし。
みんながみんな、「やりたいことで生きていく」なんて無理なんですよね。。。
ではまた。
今日もブログに来ていただき、ありがとうございます!