週刊ダイヤモンドが「就職人気企業ランキング2018」(2019年新卒)を発表しました。
26年ぶりに銀行がトップ10から消えたようですが、これは大規模リストラを発表した影響ですね。
銀行の将来性に不安を持ったのだと思います。
では、今年のランキングについてお話ししたいとおもいます。
文系、理系別ランキング
まず今年のランキングです。
[文系男子]
1位:三井物産
2位:三菱商事
3位:伊藤忠商事
4位:東京海上日動火災保険
5位:住友商事
6位:三井住友海上火災保険
7位:日本生命
8位:大和証券
9位:豊田通商
10位:森ビル
[理系男子]
1位:三菱商事
2位:三井物産
3位:伊藤忠商事
4位:住友商事
5位:サントリー
6位:丸紅
7位:東京海上日動火災保険
8位:豊田通商
9位:森ビル
10位:JR東日本
まぁ、文系は、こんな感じでしょう。
理系がビックリです。メーカーがたった1社(サントリー)しか入ってない!
有名メーカーのランキングは以下のとおりです。
()内は昨年、一昨年
18位:アサヒビール(22、29)
26位:パナソニック(50、27)
28位:ソニー(43、44)
34位:本田(59、45)
35位:トヨタ自動車(35、9)
日本は「モノづくり」国家ではない?
文系は、経理、法務など一部を除き専門性なんてないので、就職活動では、おそらく
給料×将来性×安定性
で、企業を選んでると思うんですよ。
今回、銀行については、「将来性」と「安定性」に不安を感じたので、ランキングが落ちたのだと思います。
次に理系ですが、
理系といっても、機械屋さんから化学系まで様々な専攻があるので一概には言えないのですが、このランキング結果から一つ言えるのは、
理系なのに専門性を生かすつもりはない
ということですよね。
言い換えると、最も優秀な理系の学生が「モノづくり」を選択していない。
日本は、そんなに「モノづくり」に熱心な国ではないのかもしれません。
文系の僕からすると、せっかく専門性があるのに勿体ないって考えちゃいます。
ランキング上位がほとんど総合商社です。総合商社は事業部によって、別の会社と言っていいぐらい全くやっていることが違います。
ですので、理系の学生も、ある意味文系と同じで、「給料」、「将来性」、「安定性」があれば、何でもやります!ってことです。
見方を変えれば、商社は、人だけが頼りなので、よりチャレンジングな道を歩みたいと考えているのかも。
それはそれでいいことなのかもしれませんが。。。
世の中を変えるようなイノベーションって、専門性からしか生まれないと思うのです。
ノーベル賞受賞上位国に強国が多いことから分かるように、国家の競争力は、圧倒的な専門性から生まれるのだと思います。
商売人ばかり増えても仕方ないような。。。
専門性を生きがいにする人がどんどん増えてほしいです。日本のために。
ではまた。
今日もブログを読んでいただき、ありがとうございます!