日本史上最悪の宗教テロ「地下鉄サリン事件」発生から23年が過ぎました。
13人の尊い命が奪われ、6,000人以上の重軽傷者がでました。
犯行はオウム真理教によるもので、やっと全ての裁判が結審し、麻原彰晃ら13人の確定死刑囚が死刑執行を待っています。
日本脱カルト協会の会見
「日本脱カルト協会」というものがあります。
設立は1995年、心理学者ら有識者やカルト宗教問題を抱える当事者、その家族などで構成されるネットワーク団体です。
設立のきっかけは、やはりオウム真理教です。
80年代当時、オウム真理教の出家信者とその家族の関係が社会問題化。カルトの危険性が社会に明るみになるなか、カルト対策、社会復帰策などの検討、発信をするようになったのが当協会の経緯です。
この協会が先日、記者会見を開き、
死刑囚13人のうち、教祖麻原彰晃以外の12人の死刑回避を求めたのです。
当協会には、実際の地下鉄サリン事件の被害者も含まれているので、この表明はかなり興味深い。
その理由は、
オウムを壊滅させるためにも、今後同じような事件を起こさせないためにも、彼らには死ぬまで反省し、時に発信してもらう必要がある。
ため、とのことです。
生きてる意味なし
つまり再発防止策として必要との見解です。
しかし、被害者や被害者遺族からしたら、たまったものではありません!
ある遺族は、「自分の税金が死刑囚を生かす費用に使われるのが悔しい」と話しています。
被害者、被害者遺族の傷は癒えていません。
つまり、これは、
被害者感情 vs 再発防止策
のどちらを優先するかです。
彼らを生かしておくことが本当に再発防止に役立つのでしょうか。考えてみました。
① 死刑囚のマインドコントロールの研究
23年も過ぎてるんですよ!もし彼らからマインドコントロールに関するデータを取って解析しているなら、既に終わっているでしょ?さすがに^^;
② 死刑囚の発信
発信にどんな効果があるでしょうか?例えば、カルトに入信しようとしている若者を止められるでしょうか。
相手はマインドコントロールがかかっているでしょうから、何度発信しても心には響かないと思うんですよ。
それは、たぶん死刑囚自身がよく分かっているはず。
③ 死刑囚の反省
自分の罪に気づき、死ぬまで罪の意識に苛まされるのであれば、ある意味死刑より苦しいのでアリかもしれません。
しかし、最大の問題は、
本当に反省しているのか誰にも分からないこと。
確定死刑囚が、反省の弁を述べているのだから、ホンモノだろうという意見もありますが、真実は本人以外誰にも分かりません。
下手したら本人にも分からないかも。反省している自分に酔っている可能性や反省するようにマインドコントロールされた可能性もあります。
これらと、起こした事件のインパクト、被害者感情を天秤にかけると、
とっとと死刑になりなさい。
としか、言いようがありません。
ではまた。
今日もブログに来て頂き、ありがとうございます(^_^)