この記事すごい面白いです。ご興味があったら是非読んでみて下さい。
「あなたが苦しいのは社会システムが狂ってるからです」東大教授・安冨歩の発言になぜ共感が集まるのか(石井志昂) - 個人 - Yahoo!ニュース
要は、
社会システムが狂っているから、みんな「自分自身じゃないもののフリ(=ポケモン)」を強制され、それが苦悩のもとになっている。
なぜその「苦悩のもと」を取り除くことができないのか。
「社会システム」という巨大なものに対して、個人の力ではどうにもできないから。
この巨悪に立ち向かうには、「最低限のお金」と「友人」が必要。これらがあれば何とか生きていける。
という要旨です。
共感できます。
表現方法は違えど、これって、尾崎豊とか太宰治とかと同じ「生きにくい世の中」を表現していますね。
僕は残念ながら、「自分のポケモン」に全く気付いていませんでした。(自分は、デリケートだと勝手に思っていたのですが。。)
ただ、一つ疑問に思うことがあります。
結局、「社会システム」も我々がつくっているものじゃないですか。
なぜ狂ってしまう、というか、なぜ狂っていると我々が感じてしまうのでしょうか。
社会システムとは
「コミュニケーションを要素とし、環境が複雑性の落差によって境界区分されているようなシステム」(辞典より)
さっぱり分かりません 笑(^_^)
いろいろ調べましたが、社会学まで踏み込むと更に難しくなることが分かりました。
要は、
社会=人間の暮らし
システム=秩序
と考えてよさそうです。(間違っていたらごめんなさい)
つまり、ある秩序の下に人々が暮らしている状態でしょうか。
そうだとすると、やはり秩序が「生きにくさ」の原因でしょうか?
秩序とは
「社会の諸要素が相互に一定の関係・規則によって結びつき、調和を保っている状態」(辞典より)
これは分かりやすいです。
つまり、
いろいろな考え・立場の人がいる。無政府状態だとそれらの人がぶつかり合ってしまうので安心して生きていくことができない。よって、規則等により無理矢理調和を保つようにしよう。
ということです。
そう考えると社会システムとは、「みんなが安心して暮らしていくための仕組み」と考えてよさそうです。
なぜ社会システムが狂うのか
安心して暮らしているための仕組みが狂っている、って意味が分からないですよね。
みんなが安心して暮らしていく、ということは、みんながある程度満足する仕組みです。
つまり最大公約数ということ。
逆に言えば、この仕組みは、本質的に、みんな多少は不満が残るようにできているとも言えます。
その不満に対処するために、みんなポケモンになるのか?
社会システムが「狂っている」とは、ちょっとイメージが合わないですね。だって、多少の不満ですもの。
そうだとすると、社会システムのなかに何か巨悪が潜んでいるのか。
人は個々では善人だが、集団になると巨悪をつくってしまうのか。過去の世界大戦などから、そうかもしれないですね。
誰だって家族を失いたくないのに、戦争・テロが起こる。人間の集団は、個々ではどうしようもできないのか。
また、別の機会に「集団になると巨悪をつくってしまうのか」について考えたいと思います。
ではまた。