ありましたね~。プレミアムフライデー。
そうです。毎月月末の金曜を早退にするやつです。
「プレ金」は経産省主導で始まりました。
余暇を増やして消費を喚起する狙いだったらしいです。
皆さん、「プレ金」やったことありますか?僕はないです 笑
社内でも既に風化の気配が。。。
完全な“失敗作”ですが、経産省はまだ取り下げていないようですね。まあ、お役所ですからなかなか失策を認めないでしょう。
なんでこんな見事に失敗したのですかね。
失敗の原因
これは既にいろいろ議論されているところなので詳しく言いませんが、僕の感覚では、月末は忙しい、が一番大きな理由ですね。
月末月初が忙しい業界は多いと思います。
決算なり、数字の取りまとめが必要な時期ですから。その観点からいえば、もし月の真ん中に「プレ金」があったら、もう少し成功していたかもしれません。
あと、土日が休みでない方には魅力はないですよね。
厚労省の調査によると完全週休2日を達成している企業は、全体の49%しかないそうです。
つまり金曜に早く帰れても、約半数の方には意味がないということ。
業界別では、運送業や宿泊業、建設業が低いそうです。
当たり前ですよね。みんな(土日が休みの人)がお休みのときに働く業界ですもの。
本当の原因
深層原因は、お役人・政治家が一般社会を分かっていないことでしょうね。
僕は、一般社会=民間企業だと考えています。
民間企業は、常に経済競争に晒されている厳しい世界です。1円稼ぐのに必死です。
民間企業に勤めたことがないお役人・政治家は、この厳しさを死ぬまで理解することができません。
彼らは、競争とは関係ない、守られた世界にいますので。
だからこんなトンチンカンな政策を生むのです。
高級公務員や政治家は、まずは数年間、民間で勤めるような制度にすればいいと思います。
そうすれば多少なりとも世間の厳しさが分かると思うのです。
ではまた。