就職・転職の為の企業リサーチ会社Vorkersが、その会社で実際に働いている社員が評価した『働きがいのある企業ランキング2018』を発表しました。
関係ないですが、20年サラリーマンしていますが、そんなアンケート来たことないです。
いつどんなふうに行われているのでしょう?
やはり適当サラリーマンには声がかからないのか 笑
働きがいのある企業ランキング!老舗企業が大躍進【全50社完全版】 | クチコミから徹底比較!大手人気企業の社員満足度リサーチ | ダイヤモンド・オンライン
気を取り直して、ランキングの中身をみていきたいと思います。
働きがいのある企業ランキング2018
ランキングを見ると、2位 サントリー、3位 P&G、4位 伊藤忠商事、5位 三井物産と有名企業が並んでいます。
社員の口コミから、サントリーの「やってみなはれ」の精神に代表されるように、ほぼ例外なく、
・裁量権が大きい
・トップダウンよりボトムアップ
・自由放任、チャレンジを許容する社風、
のような特徴を持っています。
「個人商店」の集まりである総合商社が上位にあるのは、まさにこのような社風に魅力を感じて人が多いからでしょう。
その中で、堂々たる1位が、
「セールスフォース・ドットコム」
という会社です。
あまり馴染みのない会社だと思いますが、どんな会社でしょうか。
セールスフォース・ドットコムとは
1999年に、オラクル社の幹部だったマーク・ベニオフによって設立された顧客関係管理ソリューションを中心としたクラウド・コンピューティングの会社です。
要は営業支援のソフトをネット経由で提供している会社ですね。
本社は米国カリフォルニア州サンフランシスコ、従業員約15000人。
なんとフォーブス誌の「世界で最も革新的な企業」ランキングで4年連続1位に輝いているそうです。
日本法人は、2000年に設立。
日本では約5000社がセールスフォース・ドットコムのシステムを採用しており、郵便局や経産省、トヨタなど多数の機関、有名企業が利用しています。
かなりすごい会社です。
日本法人の社員の口コミを熟読すると、以下が要約になります。
・事業は成長を続けており、利益率が非常に高いビジネスモデルを構築済
・日本では歴史が浅いので、中途採用がほとんど。よって社員同士のつながりは薄い。
・目標達成意識が強い社風。顧客の成功に全社員の意識が向いている。顧客の最高のパートナーでいたいとの想いが強い。
・市場、同業に比べて給与がとても高い。完全な成果主義。福利厚生も充実。
・ハードワークをする人も多いが、強制されてやっているわけではない。
・休みは取りやすい。忙しいときは忙しいが、メリハリがある。
・女性登用にも積極的。
このような評価です。
まとめ
セールスフォース・ドットコムの口コミから見えるのは、
給与が高く、裁量権もあり、成果が公平に評価され、ブラックではない。
おそらくこのような会社が「やりがい」のある会社だと評価されるのでしょう。
本当に個人で事業をやると倒産リスクがありますが、大企業の場合ほぼありません。
倒産リスクがないのに、「自分の個人商店」のような仕事ができる。
だから伸び伸び仕事ができる。
よって会社も成長する、という好循環なのですね。
自分の会社を少しでも良くするヒントになるかもしれません。
(僕は、「やりがい」とは無縁の適当リーマンですが。)
ではまた。