早いですね。
電通の新入社員高橋まつりさんが過労自殺して2年経ちました。
この度、お母さんが手記を発表しています。
手記では改めて電通の企業体質を批判していますが、その記事に対して批判的な書き込みが多かったので驚いています。
ネガコメントは以下のとおり。
会社のせいばかりにしている。
親は何していた。
もっとひどい職場環境の人はたくさんいる。
何で会社を辞めなかったの。
なんか違和感を感じる。
ん〜何なんですかね。寂しい世の中です。
おそらくですが、
皆さま、子供を失った悲しさ、電通という会社やパワハラ上司に対する憤りなどは共感しているのだと思います。
ではなぜこんなに批判コメントが?
僕の想像だと2つぐらい理由があるように思えます。
その1:
東大➡︎電通とあまりにエリート過ぎて、自分の立場に置き換えることができない。
よって、親の教育がどうなん?って方に目がいく。
エリート教育の反面、辞めちゃいけないとかプレッシャーかけ過ぎじゃない?みたいに。
その2:
たぶん母親がしゃしゃりですぎと思っている方が多いと思う。
電通の経営陣や政府の残業規制政策に忌憚なくどんどんモノを言う姿が、
「なに現場分かって言ってるの?(確かにお嬢さんを失ったのは気の毒だけど)残業多い、パワハラ横行、給料低い俺たちには響かないよ」
おそらく母親のしていることは、恨みもあるかもしれませんが、少しでも日本の会社を健全にしようとしている活動でしょう。
でも、そのモデルがエリートなので響かない、という現象なのかと。
僕としては、子を失った親の気持ちは同じだと思いたいです。確かに共感できない部分もありますが。
ではまた(^^)/