漫画「君たちはどう生きるか」を読みました。
短い漫画ですぐに読めてしまいます。
内容の詳細は書きませんが、日常の出来事、コペルニクスやナポレオンなど偉人を引き合いに出し「人として恥ずかしくない生き方とは?」「人間がなすべきこととは?」と問うている本です。
そういう意味で哲学書、倫理学の類(もちろん内容は易しくしている)です。
ただ、驚愕すべきは、この原作が書かれたのが1937年だということです。
既に軍国主義の足音が聞こえてきていた時代だと思います。
この時代にこんな普遍的な「人として」という本が出版できたのはすごいです。
日本人も捨てたものじゃないです(^_^)
目新しい内容でなくても、やはり生き方を説く本としてはすばらしい。
このように生きてみたいと心から思える本と言えます。
ちょっと頭を過ったのは、このような素晴らしい生き方をできる人はいるとして(いると信じたい)、その人は果たして幸せな人生を送れているのかが、とても気になりました。
俗的な言い方をすると、その立派な生き方に見合った対価を得られているのか?
このような思考回路の時点で、僕は駄目な人間だということが分かります。。。
幸せなり、対価なりは、あくまで主観でしょうから。
立派に生きる方はそんなこと全く気にしないで生きていくのでしょう。
とても誇り高いと思います。
でも、僕には無理です。憧れですが。
俗物だ。僕は。
ハマーン様にしかられますね。ごめんなさい、ガンダムネタでした。
ではまた(^^)/