日本でSNSが普及して既に10年が過ぎていると思います。
僕は昔SNSに対しては批判的でした。
当時、気に食わなかったのは、やはりその匿名性です。
匿名なので好き勝手言えるじゃないですか。
こんな責任のない発言に意味なんて無いじゃん、って思ってました。
今でも匿名の弊害はあると思っています。
座間市9遺体事件の影響でSNS規制が叫ばれています。
まぁ、SNSが、出会い系化・自殺サイト化していることは、もともと社会問題になっていたと思います。
SNS規制については、常に「表現の自由」との兼ね合いでどうなのかという議論になりますが、それはちょっと脇に置いておいて、
逆にSNSとその匿名性に救われている人もたくさんいると思うのです。
多分、人間にとって一番絶望的なシチュエーションは、「一人で苦しみ続けること」なのだと思います。
だから、人に親身に聞いてもらいたい、人の意見が欲しい、となるのですが、周りの人(家族、友人、職場)の意見って往々にして、形式的だったり、ありきたりだったり、本質に迫っていないことが多いと思います。
また、人間は、なかなか近場の人には本音を言いにくい。
その点、SNSなら、本人も隠すことなく本音を言える。
返答も親身で、本質に迫ったものが多い。
こういうネットワークで命をつないだ人もかなりたくさんいると思うのです。
このあたりのSNSの価値をもう少し深堀りすべきだと思います。
なかなか定量的には難しいのですが。
ではまた(^^)/
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