昔、アメリカで3か月ほどホームステイをしていたことがあります。
母1人で子供2人を育てている家庭です。
とてもいいおばちゃんで、母子家庭で家計が苦しいためホームステイの受け入れをしていたのだと思います。
アメリカは、人口の4割の世帯が銃を保有しているといわれており、その辺のお店で簡単に銃を購入できます。
おおよそ銃とは無縁そうなそのおばちゃんも、ベッドの下に銃を置いており、一度触らせてもらいましたが、ずっしりと重かったのを覚えています。
皆さんご存知のとおり、アメリカでは、ここのところ立て続けに銃の乱射事件が起きており、多数の犠牲者がでております。
これもテレビなどで見たことがあると思いますが、事件の度に銃規制の動きが起こるのですが、なぜか全然進みません。
よく言われる理由は以下です。
① アメリカの歴史:独立戦争、西部開拓など基本戦闘国家。憲法でも国民の銃所持は認められている。
だいたいの人は、自衛の為に銃を持つのは問題ないと考えている(ちなみに先程のおばちゃんも同じ)。
② 国土が広大で警察が来るまで時間がかかるため、自衛の為に銃を持つ。
③ 全米最強の団体「全米ライフル協会(NRA)」による強行な銃規制反対圧力
③については、こんな団体はどの業界にもありますし、議員に働きかけて影響力を行使することは普通のことだと思います。
国民が本気に銃を規制したいと思えば、その総意には勝てないと思います。
なお、NRAの有名なスローガン「銃が人を殺すのではない。人が人を殺すのだ」とありますが、
これは絶対間違っている。
いや、事実はあっているのですが、手段が銃か銃ではないかでは全然違うじゃないですか。
こん棒で大量殺人が可能ですか?
明らかに銃そのものが悪です。
次に②ですが、これは理由になるか?
中国も国土がでかいですが、国民は銃を持っていません。
しかも銃規制は厳しいと聞いています。
国民千人あたりの警察官の数は、大体どの国も2~5人で大きな違いはないそうです。
あまり理由にはならなそうです。。
ってことは①が一番大きな理由なのでしょうか。
だとすると滑稽ですね。
人命より歴史ですか 笑
「サピエンス全史」によると、人類が食物連鎖の頂点に立てたのは、虚構(宗教、主義、お金など)を創りあげ、その虚構を信じて大集団で行動できるようになったことが一番の背景だそうです。
本当に滑稽ですが、それが人類躍進の源泉なのですかね。
もっと大きな事件が無いとアメリカは変わらないのでしょうね。
既に銃が出回りすぎて時すでに遅しかもしれませんが。。。
なんか悲しいですね(T . T)
ではまた(^^)/