おはようございます。ヒロンです(^_^)
昔、海外にいたとき日本と海外で同じ製品を製造している事業に携わっていたことがあります。
そのとき、どちらの国にどれぐらい税金を払うのが適切か、という問題がありました。
両国の税務当局と協議を重ねましたが、交渉はかなり難航し、最後は当局同士で税率決めてよ!という結果になりました。
言うまでもありませんが、それぐらい税収は、その国にとって重要なものです。
近頃、パラダイス文書なるものが巷で騒がれてます。
またタックスヘイブン(租税回避地)を利用しているお金持ちのリストが漏洩、エリザベス女王など多数の有名人の名前があり大騒ぎになってます。 鳩山由紀夫さんの名前もあったとか。
タックスヘイブンは、ご存知の通り、税金がほとんどかからない、若しくは無税の国、地域のことです。
で、ここで疑問は、なぜ税収がないのに、国(地域)を運営していけるのか❓
素朴な疑問です。
そこで今回のパラダイス文書で出てきた国(地域)バミューダ諸島🇧🇲を見ていきます。
そういや、昔、バミューダ三角地帯ってありましたよね🙀
さておき、基本データ。
人口: 6万5千人ぐらい
面積:53km2
1人当たりのGDP:7万6千ドル
本国:イギリス (議会やバミューダ法もあり、独自性強い)
こんな感じ。
小さい国ですが、1人当たりのGDPは世界有数です。
なんで税収が無いのにこんな金持ち国家なんだ⁉️
だいたいタックスヘイブンになる国は、観光ぐらいしかない小さい国が多いようです。
国内に産業がないから、税金取っても、どうせ税収は少ない。
↓
ならば、無税にして、金持ちの移住や企業誘致を進めたほうが、地元に金が落ちる。
企業がたくさんくれば、その登録料収入や雇用を期待できる。
↓
税率を上げるより、はるかに国が潤う。
という仕組みらしいです。
そう考えると、タックスヘイブンは、他の国で税収が減るとか、マネーロンダリングとかの問題はありますが、
国内産業を持たない小さい国にとっては、自国民の生活レベルを上げる数少ない手段の一つかも。
うまい仕組みを考えたものですね。貧富の差が広がるほど、自分の資産を守りたい資産家がどんどんタックスヘイブンを利用しそうです。
タックスヘイブンは益々栄そうです。
ではまた(^^)/
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